人生初 ラーメン二郎 神田神保町店 つけ麺

<8月6日>

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昼どきがぽっかり空いた又と無い好機、夜の部は営業していない神田神保町のラーメン二郎へ行ってみることにしよう。
と意気揚々と地上へ上がったのだが、靖国通りと白山通りとを勘違いして右往左往、10分のロス。
炎天下の中、重い機材を持ちながらやっとの思いで目的地にたどり着くと

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うーわーー、な大行列。
ビルの東寄りに沿って行列が並ぶため、直射日光をまともに浴びる。
暑い・・・
わたしの前に何人並んでいるかなど、どうでもよくなってきた。
頭上から、雫が落ちてきたと思って見上げたら、ビル外壁の窓拭きに最中だった。
屋上からザイル伝いに降りてきた作業員の兄さん、汗だくになりながらこの行列を愚行とでも見ているかのような険しい表情。
やがて、店内から頭にタオルを被った赤Tシャツの腰の低い店員の兄さんが出てきて、行列に並ぶ客に向かって何やら尋ねはじめた。
おー、茹で上がる麺の量を聞いて回っているのだな。
ほぼ、定時に開店。
先頭から5名が1人ずつ順番に入店していく。
たしか定員は10名だから、一旦動いた行列は停止。
ちょうど日陰で助かった。
行列に並んでいる手持ち無沙汰に、先ほど田端で眼に留まった気がした運行状況の『寝台特急』。
改めて調べてみたら・・・
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あらららら、早々に今夕発つ列車の運休を決めたんだね。
ここ東京神田神保町は雲ひとつ無いドピーカンの酷暑だというのに、遠く東北地方では大雨なのだと。
今生の気象の異常さたるや!
この暑さで8009列車の捕捉は辞めにしようと決めてはいたが、その言い訳を裏づけされてしまう形となった。
やがて、先ほどの赤い兄さん(助手だろう)が、わたしの二人前の若い衆に声をかけた。
いよいよわたし達の番。
「こちらから先頭になります。本日はつけ麺デーとなっておりまして、つけ麺のみの営業となっておりますがよろしいでしょうか。」
と懇切丁寧な前口上。

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へぇ~、そうだったんだ。
神保町でつけ麺出すとは知らなかった。
つけ麺デーの今日は、麺堅めとかの注文には応じられないらしい。
で、先頭から
「(小)少なめ、脂少なめ」
「少なめ」
うっ、どうしよ。
『小』と、唱えるつもりだったのだが、ここは二郎随一の盛を誇る神保町。
で、とっさに口から出てしまったのが
「少なめ」
すると、後ろの兄さん、
「大」
しんがりは
「小」
しんがりの方は、見た目わたしよりも年長者(に見えた、スミマセン)。
つけ麺仕様の神保町二郎を食し終えて出てくる人は、誰もが汗だく。
1stロットの5名が出てきたところで3rdロット投入。
5名ずつの完全ロット入換制、そりゃ待ち時間も長くなるわな。
同時に、このシステムがロットを乱してはならない、という緊張感を生むのだ。
待つこと、11:35過ぎ。
ようやく、わたしらロットの出発信号が進行を現示した。
先頭から1人ずつ場内に進行、食券と清涼飲料を購入していく。
直ぐ前の若い衆が、食券を買ってから黒烏龍を買っていたので、わたしも倣って食券を買ってから黒烏龍茶と思ったら、後ろの『大』兄さんが先にサントリー自販機に取り付いていて、シマッタ・・・
食券の青PP(ポリプロピレン)片をカウンターの高台に出す前に、店主殿から早々につけダレの鉢が供された。
『小』の鉢は黒。
右隣に配した『大』兄さんに供されたのは、一回り大きくて白い鉢だった。
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判りやすいね。
画像では判りづらいが、液面より10mm弱の表層を透き通った脂の層が蓋をしている塩梅で、濁った中身は不明。
食する前に黒烏龍茶を仕込んでおく。
すると、先頭より順に店主殿から
「少なめ、脂少なめの方~、ニンニクは?」
と、声がかかる。
「ニンニク抜きで」
「ニンニク抜き~、そのままで~」
なるほど、それもそうだ。
店主自らの手によりヤサイが盛られて供される。
そして、わたしの番。
「続いて少な目の方~、ニンニクは?」
「ヤサイ ニンニク」
「はい、ヤサイ、ニンニクぅ~」
復唱しながら盛り付け台に体を返して、盛り付けられる。
「はい、おまちどぉ~」
高台から降ろす。

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【つけ麺 小 少なめ ヤサイ ニンニク】
確かに左隣の若い衆(『そのまま』)よりはヤサイが盛られているが、『そのまま』でも決して少ない盛ではない。
暢気に写メなど撮っているバヤイでは無いのだ。
(横からヤサイの標高を撮るのを忘れた)
では、いただきます。
まず、つけダレをエコ箸でかき混ぜると、鉢底に沈殿していたタレが撹拌されて表層に出てきて、一気につけダレの色が濃くなった。
そうそう、そうでなきゃ。
一口啜ると、塩辛~。
その味は、神保町のラーメンを知らないから何ともいえないが、1ヶ月前に中山二郎で食したスープの濃厚版。
これは好い!
キャベツ、モヤシと一緒につけダレにつけて掻き込む。
エコ箸なので、つるんツルンの麺はつかみどころが無く、とーっても食べづらいが、それもまた一興。
そういえば、ニンニクは何処(いづこ)へ?
と思ったら、ドンブリの側壁に鎮座。
エコ箸でそおっと摘んで鉢に移す。
すると、つけダレの味わいに力強さが一気に増した。
『ガツンと』とか、『パンチの効いた』という表現まさにそのもの。
右隣の『大』兄さん、「ヤサイマシ ニンニクマシマシ」だって、すごー。
更に向こう、しんがりの御仁のはヤサイの搭にアブラが降り注がれている。
その侵しんがりの御仁、ご常連のようで店主と会話のやり取り。
そんな見ている余裕などあるはずも無く、食を進める。
つけダレの中にもブタの切端が入っていて、中山二郎のほぐしブタのようなサービスか。
とにかく、食べて食べて食べまくる。
脂まみれになるから嫌だからと、最初のうちはロットの皆さんと同じように鉢をカウンターに置いたまま食していたが、犬みたいな格好で食べないとそこら中につけダレが飛び散ってどうしようもないので鉢を左手に取って食す。
ここいらでブタに取り掛かると、これまた塩辛い。
つけダレに浸しておいたら浸透圧なのかどうか、丁度良い塩梅に。
最期のモヤシ1本まで残さず食べ尽くすのが礼儀だと、ドンブリを持ち上げて中身全てを鉢に投じる。
よし、これでゴールは見えた。
すると、『大』の兄さんの闘志に火がついたのか、同じようにドンブリから中身を投じてはじめた。
この『大』のシト、『少なめ』のわたしを本気で抜きさろうとしている。
新参のオッサンとて、プライドはある。
怒涛の掻きこみで、左隣にも迫れるかと思ったが、写メなんぞ撮ったり、つけダレをテイスティングしたりとか、二郎的に無駄な時間を費やしてしまったのだろう、今一歩及ばず。
と、いうよりもブタを無理やり頬張ったので口がリスの如く膨張していたのだ。
よく噛んで飲み込んでね。
ここで、黒烏龍茶がお手伝い。
って、『大』の兄さん、ペースが全然落ちてないよ。
ドンブリと鉢を高台に上げ(下げ)、台拭きでカウンターを綺麗に拭いてごちそうさま。

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並んでから店を出るまで50分。
ちょうどお昼どきという時刻、店の外は更なる行列だった。
さすが、二郎屈指の行列店である。
うまれて初めて食した二郎のつけ麺。
自ら相当なニンニク臭を発しているのが判る。
これでいいのさ、だってそれが『二郎』なのさ。
撮りあえず、靖国通りの7-11でクロレッツ買おっと。

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