テルハ

<4月26日>

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清水港日の出埠頭地区にある商業施設の真ん前に聳え立つ鉄骨の巨大オブジェ。
これは、単なるオブジェではなく、かつての産業遺産。
これはテルハと呼ばれる、クレーンで、実際にこの場所で陸から岸壁に係留された船舶との荷役作業に使われていたモノだそう。
この、テルハは国鉄清水港線の清水港(しみずみなと)駅(貨物駅)に設置されたもの。
すなわち、今いるココが旧清水港駅だったということなのだ。
静岡近辺で生産されたお茶や、ミカンやツナなどの缶詰の輸出高増加によって東海道本線清水駅から当初は支線として敷設され、やがて清水港線として独立、終点の三保まで延伸した一時は国鉄一の稼ぎ頭だった時期もあったと聞くが、貨物輸送のモータリゼーション台頭の多聞から漏れることなく、当時の国鉄再生法に基づく第一次特定地方交通線の指定を受け、昭和59年3月31日を以って廃止された。
静岡鉄道に現存する電動貨車のデワ1も、用途は同じでわたしの実家から至近の安西・茶町(今での製茶業が多い)からお茶の葉を清水港まで運んでいたという。

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ホイストクレーンの一種なのかな。
画像右のコーナー部に逆T字形のものがぶら下がってるけど、コイツがホイスト。
電動回転機(モーター)とウインチが設けられ、こいつが周回状に組まれたレールに沿って自走あるは移動する。
言い換えれば、湘南モノレールのような懸垂式モノレールのクレーン版ということだ。

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ホイストと言うと、鉄道工場や鉄工所、造船所などの天井クレーンを想像するが、旧国鉄では総じてテルハと呼ばれ、鉄道で荷物輸送が行われていた時代には荷物の集約拠点となる駅には駅舎とホームを跨ぐ形でテルハが設けられてたのを記憶している。
沼津駅には割りと最近まで残っていたような気がするんだけど・・・

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富士駅や旧静岡駅にもあったね。
多くの急行荷物列車が東海道本線では汐留を起点に走っていたし、東海道ブルトレのカニ24が『ニ』として機能していた頃までは現役だったはず。

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図らずも国鉄の郷愁に思いを馳せることができたので、折角だから清水駅まで旧清水港線の線路跡を辿ってみようと思う。
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